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【医業経営ニュース】Vol.83「ベースアップ評価料届出様式の簡素化について」

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2024年度診療報酬改定で「ベースアップ評価料」が新設されましたが、2024年7月1日時点のデータによると無床診療所からの届出は低調で、外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)は22%、外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅱ)は3%に留まっています。(下表…地方厚生局公表資料に基づき作成)

 

(全国集計) 無床診療所数 Ⅰ届出件数 Ⅰ届出率 Ⅱ届出件数 Ⅱ届出率
83,911 18,184 22% 2,482 3%

 

無床診療所での届出が遅滞している要因の一つとして、届出様式作成の煩雑さがありました。そのため、厚生労働省は、9月11日に届出様式の簡素化に関する事務連絡を発出しました。変更点は下表の通りです。(なお、改定前の届出様式も引き続き使用可能です。)

 

区分 変更点
共通 ベースアップ評価料対象外職種について、「給与総額」の記載欄を削除
無床診
Ⅱを算定する有床診療所
対象職員の基本給等に係る事項について、職種グループ別の記載項目を削除
病院
有床診療所
対象職員の基本給等に係る事項について、職種グループ別の記載項目を記載することで、対象職員(全体)が計算されるように数式を設定

 

 

厚生労働省のベースアップ評価料に関する解説ページもリニューアルされ、新たな解説動画等が掲載されています。ベースアップ評価料をまだ届け出られていない医療機関様は、この機会にぜひ届出を検討されてみてはいかがでしょうか。

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